ねむ

さすがに3時過ぎまで起きていると翌日眠いです…。

前に書いた「便利さの裏側に」の続きとして、ネットでの通信販売の例を紹介します。
ネットでの書籍通販大手のア●ゾン。注文して数日中には手元にその本が届くサービスが非常に魅力的です。

しかし、その裏側には…。

半年間働いたYさんの手記です。

50万点が積まれた巨大な物流センターで、注文された本をひたすら探し回る。時給900円。ノルマは「1分に3冊」。申し込みから24時間以内に配達する。

「考えていたのはいつも、休憩まであとどれだけか、だけでした」

「題名の頭の一文字を見ただけで取り出さないとノルマは無理だよ」バイト仲間からそう言われた。たばこをこらえ、トイレも控える。

便利さの裏側には、必ず誰かの犠牲があるということを、この事例は物語っています。もちろん、これはア●ゾンだけに限ったことではないと思います。

僕たちが安く買っている品物の裏には、薄給で働かされる海外の労働者がいたり。
自国の食料がまかなえないほど作物の種類が(日本に高く買ってもらえるものに)変えられてしまったり。


便利さを求めること自体を否定するつもりはありません。でも、「速く、安く」が全てだとする社会、利益だけを追求する「自由な競争」ばかりがもてはやされる社会だからこそ、この現象が起きているんじゃないかと思うんです。