小児科雑感

先々週まで小児科で2週間実習をしていました。
で、感想文の提出があり振り返ったのでついでにここにも書いておきます。


実習の内容は、外来見学、クリニック見学、健診見学など。


 こどもと遊ぶ時間はなくて残念だったけれど、小児科の空気を少しでも感じることができたことは収穫だったかなと思います。
 小児科には全体的に明るい雰囲気があります。新たに生まれた生命の成長を見守る喜びがあります。
 しかし、喜びに浸ってばかりいられないこともまた事実。
 こどもが体調を崩したり、異常があると感じた親は、自分のこととは比べ物にならないほど必死で、真剣です。医師も、その思いをしっかりと受け止めるとともに、こどもとも親とも真剣に向き合うことが求められます。
 また、成長・発達の最中であり、その対応が将来に大きな影響を与えるということも知りました。
 それが小児科の責任の重さであると同時に、やりがいであるのだと感じました。
 特に、こどもが少なくなり、子育てについての経験が家庭に蓄積されていなかったり、高齢出産が増加したりと小児科医のニーズは益々高まっているのだということも学びました。


 あと、学校健診についていった先の小学校で、先生になった寮の後輩と偶然会うことができて、嬉しかったです。