さんぷ

今日は産婦人科の試験でした。
教授が来るなり「できるだけ難しくしたんだけど、限度があったんでそれほどではないかもしんない」といやぁ〜なお言葉。
難しめだったけど、なんとか無難にクリアできたようですが。



で、産婦の勉強しながら、産科医の減少について考えたことを。


ちょっと前の訴訟の話もそうだけど、要求されるレベルが高度で厳密になればなるほど、できる人や施設は少なくなっていくのは自明の理で。
そりゃ、産む方からすれば、100%を要求したいことは分かるけれど、それが強迫になってしまえば、リスクの高い人を受け入れる医者は減っていくわけで。
完璧を要求すればするほど、診てくれる医者が減っていくという悪循環。
(関係ないけど、異性のパートナーが見つからない人が増えているっていうのも同じなのかなぁ。要求水準が高くて見合う人が少ないみたいな。そして図らずも、どちらも少子化を促進する。)


別に「甘く見てくれ」というわけじゃなくて。
ただ要求するだけじゃなくて、どうすべきか一緒に考えてもらえなければ絶対に解決しない。
ただ単に声を上げるだけの人任せは、この国の体質だけど、そこからどうにかしないとどうしようもない。


みんなで考えていかなきゃならない。
どれだけの満足を得たいのか、そのためにはどれだけの体制が必要で、何がしなければならないのかを。