家族のキモチ

祖父の容態が悪化し入院したとのことだったので帰省を兼ねてお見舞いに行ってきました。
先々月に歩けなくなった様子はみていたのである程度覚悟はしていましたが、実際に対面した時の衝撃はやはり大きなものでした。
前回は足こそ悪くなりやせてはいたものの元気に話もできていたのに、今回は話すこともできず、顔色も悪く、点滴を抜いてしまうからと両手も抑制されている状態でした。
なんて話しかけたらいいか、僕にはよくわかりませんでした。普段病院で接する患者さんであれば、ベッドサイドでやることは決まっています。バイタルを確認して、診察をして…。でもここには白衣も聴診器もなく、傍らに置いてあるモニターが読めたりつながれている点滴の種類が分かることもたいした意味はなく…。
僕は無力でした。いや、普段でも無力に近い状態ですが…。

最近会っていなかったらしい弟は僕以上の衝撃を受けていたようで、終始言葉に詰まっていました。


近所の子供も兄弟・従兄弟達もみんな自分より年下だったために、小さいころの遊び相手はおじいちゃんでした。「遊び相手」という言い方は正確ではないですね。おじいちゃんがの後をついてまわって、農作業の手伝い(邪魔?)をして過ごしていました。親戚が集まると必ず「子供の頃から草むしり手伝ってくれた」なんていう話が出たものです。


人生の終わりがすぐそこに迫っていることをひしひしと感じました。