ばいばい


まだ片付けていなかった引越しの荷物を紐解き、整理しました。で、ミカン箱2つ分の文庫本を売却してきました。
趣味で呼んでいた本達を整理して、吟味の結果その1/4くらいを処分することができました。
選ぶ過程でパラパラと何冊か読んでしまい時間はかなりかかりましたが。


教養のためとかではなくお遊びな読書なので、内容もSFとかファンタジーばっかです。むしろ現実逃避的な面も多いでしょう。
でも、最近は、そういうお話なんかより、現実の方がよっぽど難解で困難だし、面白いということも実感するようになってきました。


実際には、世界の敵と対峙することも、自分が選ばれた人間であるということもありません(ってまた濃い設定…)。
現実は、そんな分かりやすい世界でもないし、倒せばすべて解決する敵がいるわけでもありません。自分に特殊な力が備わっているわけでもないです(もしかしたら、と信じたい自分がいるのも事実ですが)。
だけど、生きている社会には困難もあって、自分にも相応の悩みがあって、それをどうにかしたいと思う自分がいます。一緒に考えたり相談できる仲間もいます。


私たち一人一人の人生が、どんな小説よりも不思議で、奥深くて、ときに辛く悲しくて、でも素晴らしいものであると、そう感じています。そう願っています。