憲法学習

後輩たちが頑張っている「映画『日本国憲法』上映会&監督講演会」に参加してきました。
が、ZERO-3を家に置き忘れたので写真ナシです…。がーん。


このドキュメンタリー映画、出演は海外の方がほとんどなので、終始字幕を追わなきゃなんです。…一瞬だけ、意識が遠のいたのはヒミツです。
でも、初めてちゃんと観て、自分に新たに残ったことがいくつかありました。


 今の憲法は、草案をGHQが作ったかもしれないけど、国民に受け入れられて、確かに日本の憲法になったということ。
 悲惨な戦争を終えたばかりの人々に、平和への願いと戦争放棄を謳ったこの前文や第9条が歓喜を持って迎えられたであろうこと。その心に思いを馳せ、底知れぬ喜びと誇りを感じることができました。
 そして、その後60年の間、その条文は一文字も変えられることなく守られ続けてきたということ。それを実現したのは、政治家たちではなく、戦争を体験した一般の市民の努力だったということ。これからは、私たちの肩にもその一端を担うことが求められているのだということ。
 平和はただ流れてくるものじゃなくて、しっかりと守って次の世代に引き継いでいくものだということ。


 そして、“平和であることが当たり前”である日本は確かに「普通の国」ではないけれど、いつの日かそれが「当たり前」になるようにしていきたいと思いました。


 あと、ユンカーマン監督が言っていた、「(マスメディアの報道など)表面に出ていることと、実際に人々の心の中は違う」という言葉に、最近読んだ本の内容を思い出しました。
 「心の中での葛藤は表に表れない」のだそうです。心の中ではすっごく悩んで、51−49くらいでやっと決着がついたとしても、表に出る(しばしば本人が自覚している)部分では2−0という圧倒的勝利になっていることが多いと。自分でも、その葛藤に気づかない、気づきたくないことも多いのだと。
 だから、人々の考え方というのも、少しのことで変わるのではないか、と思い当たりました。


 今日は、後輩たちが頑張っている姿を見守りつつ、むしろ参加者として楽しませてもらいました。