県庁のお仕事②

 インフルエンザの話は、すごく不安にさせられる内容でした。普段耳にする情報と全然違うところがまた怖いところ。
 アメリカは、鳥インフルエンザのヒト感染が報告された97年には対策を始めてるんだって。いけ好かない国だけど、そういうところは抜け目無くてすごいなと思う。日本には、そういうことを考える人材も投資もされていないから、いつもいつも後手後手です。


 さてさて、パート2です。
 たばこ対策も、群馬県で力を入れているのだそうです(例によって、担当者の関心が高いということで)。
 たばこの害については、今更なので省略しますが、たばこ対策の必要性の理由として
①たばこ消費が、予防可能な、主たる死亡原因であること
②たばこによる健康・経済コストは、喫煙者のみならず社会全体が負担していること

が挙げられるという話には、なるほどと思いました。


 喫煙者を禁煙させるのも大事ですが、新たな喫煙者を作らない、若者対策が特に重要なのだとか。
 ですが、もっとも効果が上がると思われる「たばこの値上げ」「自販機の撤去」などは、国の管轄なので県レベルではできず、結局「啓蒙活動」がメインになるそうです。なんだかなぁ…。
 とりあえず、「たばこ事業法」って奴がクセモノ。“たばこ税が重要な財源だから維持しましょう”的なヤツのようです。これがあるから大々的なことができないみたい。
 そういえば、数年前まで、医学部キャンパスの生協前にタバコ自販機があったなぁ。非常識極まりないが。


 ということで、県行政の限界を感じます。でも、公共施設やお店の禁煙なども指導しているので大切なんですけども。