危機感と惰性の狭間で

当直中です。これを書いている今(22:55)のところは平和な夜です。でもこういうこと考えてると「アタリ」出すんですね。なぜか。

思えば、独りで当直をするようになって早くも2カ月が過ぎるところ。自分しかいないというプレッシャーは変わりませんが、プレッシャーがあることに慣れてしまった自分がいます。実力が伴わないのに、恐怖心が薄れていくのはよくない傾向なのかも。


日々の仕事で手一杯で、学習の時間が思うようにとれない自分がいます。でも、休みの日を返上してまで勉強するストイックさも無く…(休みは休みで大切にする、ともっともらしいことを言っていますが)。
ふとした瞬間に「学習意欲」が盛り上がることはよくあるんだけど、逃すとどうしようもなくやる気がなくなります。困ったものです。


そういう自分の現状が、果たして自分自身だけの問題なのか、と考えることもあります。
少し前に、とある方(講演をするくらいの名のある方)とお話したとき、「医者には頑張って患者さんを思いやってほしい」という文脈のときに、ポロっと「でも、医療者も忙しいし、社会も余裕がなくなってきている中で、難しいものでもありますよね」とこぼしたら、「それを言ったらおしまい。日々の中で、ふと空を見上げたり、道端に目を落としたり、そういうちょっとしたことでも心の余裕は作れるのだから、そう心がけてほしい。」というようなことを言われました。
あちらとすれば、励ましなのだろうとは思いますが、僕にとっては「忙しいのも自己責任」と言われている気がして、そんな場面なのに泣きたくなりました。卑屈なんだろうか自分。



そうそう、ヱヴァ:破を公開初日に観てきました。さすがに初回ではありませんが。
感想はすべてネタばれになるので伏せますが、とりあえず続きが気になって仕方がない感じです。でもまた1年以上待たされるのか…。